2026年度の協会けんぽ保険料率が決定し、2026年3月分(4月納付分)以降の保険料額表が全国健康保険協会(協会けんぽ)より公表されました。今年度は例年の料率改定に加え、「子ども・子育て支援金」の徴収開始という新たな変更点があります。中小企業にとっては、控除タイミングの違いが最も実務上の注意点となります。
① 健康保険料・介護保険料の変更
協会けんぽの保険料率は、例年どおり3月分から変更となります。
→ 4月支給分給与より変更(翌月控除の場合は実際の控除タイミングをご確認ください)
40歳以上65歳未満の従業員は、介護保険料も対象です。
② 子ども・子育て支援金の徴収開始(2026年4月分~)
2026年4月分より、新たに子ども・子育て支援金の徴収が始まります。今回の保険料額表では、標準報酬月額ごとに支援金の欄が新設され、控除額が示されています。
→ 5月支給分給与より控除開始
健康保険料とは開始タイミングが異なる点が重要です。
③ 給与計算で起こりやすいミス
✔ 4月分と5月分で控除項目が変わる
✔ ソフト設定変更を忘れる
✔ 介護保険対象年齢の確認漏れ
✔ 標準報酬改定との混同
改定年は、例年よりも確認事項が増えます。
■ 会社負担への影響は?
たとえば、標準報酬月額30万円の社員が10名いる場合、料率差がわずかでも、年間では一定の増減になります。社会保険料は見えにくい固定費です。毎年の改定タイミングは、人件費全体を見直す機会でもあります。
■ 経営視点で考えるポイント
制度は変えられませんが、
・役員報酬設計
・賞与設計
・パート勤務時間設計
・将来の適用拡大への備え
これらは経営判断で整理が可能です。単なる手続き対応で終わらせず、人件費設計の視点で見直すことをおすすめします。
■ CareHRからのご案内
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